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購入側から見ると、ショット類は価格がより原価に近いものを選ぶのが当然かと思います。
ですが、製作側からすると 『 原価+利益分数アデナ 』 の単純計算だけで販売価格を決めることはできません。
( 製作側にも 原価+利益 の計算しかしてない人も結構いますが )
ここではスミスが自作する(=MPに限りがある) ことを前提として話を進めます。
Cグレードで例を挙げます。
まず、Cクリスタルの一般原価は 2755a です。
精霊石 275a / ルーンストーン 440a で計算します。
CSS [ 消費MP: 70 製作個数: 476 ]
精霊石 15個 + Cクリスタル 1個
275×15+2755=6880
476個できるので、
CSS単価=6880÷476=14.45...
b-CSpS [ 消費MP: 120 製作個数: 200 ]
ルーンストーン 30個 + Cクリスタル 2個
440×30+2755×2=18710
200個できるので、
b-CSpS単価=18710÷200=93.55
私の場合、CSS 16a / b-CSpS 97a で通常は販売しています。
【 単価利益 】
CSS : 16-14.45=1.55
b-CSpS : 97-93.55=3.45
これだけを見ると b-CSpS を作った方が儲けが多いように見えます。
ですが、実際はCSSを作った方が儲けは多いです (全て売れると仮定した場合)
ここで見落としてはいけないのが 消費MP と 製作個数 です。
【 1MP当たりの利益 】
CSS : 1.55*476÷70=10.54
b-CSPS : 3.45*200÷120=5.75
となり、同じMPを使うのなら断然CSSを作った方が得となります。
クリスタル1個当たりの利益から価格設定をする方法もありますが、自作する(MPに限りがある)場合ではあまり適さないでしょう。
Dグレード・Cグレードまでは販売価格が原価とさほど離れていないため、
単純に、原価に利益分の数アデナを足すことで販売価格を設定していると思われがちです。
そして、Bグレードからは 価格設定においてMP効率が非常に重要になってきます。
Bクリスタルの価格を 9,000a と仮定します。
BSS [ 消費MP: 100 製作個数: 450 ]
精霊石 54個 + Bクリスタル 1個
275×54+9000=23850
450個できるので、
BSS単価=23850÷450=53
【 1MP当たりの利益 】
54a : 1×450÷100=4.5
55a : 2×450÷100=9
56a : 3×450÷100=13.5
DSSやBSSと同じく、販売価格を 単価利益1a (単価54a) とした場合、
b-CSpSよりもMP当りの利益は低く、単価利益2a (単価55a) まではCSSよりも低いのです。
ショットの消費量を踏まえると、単価利益3a以上での価格設定が製作側の基準ラインでしょう。
そして、MP効率が大きく加味された価格なのが b-BSpS です。
b-BSpS [ 消費MP: 180 製作個数: 100 ]
ルーンストーン 16個 + Bクリスタル 2個
440×16+9000×2=25040
100個できるので、
b-BSpS単価=25040÷100=250.40
原価は 250.4a ですが、サーバーにもよりますが、販売価格は 270~295a といったところでしょうか。
つまり、単価利益は大体 20~45a となります。
大分原価と離れていますが、これは b-BSpS のMP効率が悪い為です。
例えば 単価 260a (単価利益9.6a) で販売するとします。
【 1MP当りの利益 】
9.6*100÷180=5.33...
となり、b-CSpS 97a の利益よりも下回ってしまいます。
そしてなにより、Bグレード以上の武器はショットの消費数が1 ですので、単純に考えると 需要数がCグレードのショット類に比べて 1/2~1/3 に減るということになります。
こういった理由により、
b-CSpS 97a の1MP当りの利益*3=5.75*3=17.25
b-CSpS 98a の1MP当りの利益*3=6.75*3=20.25
これがおおよその基準とした場合(私の場合です)
【 1MP当りの利益 】
270a : 19.6×100÷180=10.88...
280a : 29.6×100÷180=16.44...
281a : 30.6×100÷180=17
282a : 31.6×100÷180=17.55...
285a : 34.6×100÷180=19.22...
287a : 36.6×100÷180=20.33...
290a : 39.6×100÷180=22
となるので、単価利益 30~35a 前後の価格が私の基準となります。
b-BSpS の価格は露店によってかなり差があり、一概にどうやって基準を出すとは言いきれません。
( キリよく 下一桁が 0 や 5 という価格が一般的に多い様です )
b-BSpS は Bクリスタルの価格の比重が大きく価格変動が起こりやすいことや、b-ASpS よりもMP効率が悪く、MP効率を考えてない露店が多いことが価格差の最大の原因でしょう。
単価270a のMP利益はCSS16a並みですが、CSSよりも回転率が圧倒的に悪いため、
商売としては厳しいです ( 転売されるのが目的なら推奨しますが )
b-ASpS [ 消費MP: 240 製作個数: 200 ]
ルーンストーン 70個 + Aクリスタル 2個
Aクリスタルを 20,000a と仮定します。
440×70+20000×2=70800
200個できるので、
b-ASpS単価=70800÷200=354
b-BSpS の大体の基準と同じように 単価利益 33a (単価387a) で販売するとします。
【 1MP当りの利益 】
34×200÷240=27.5
と、今までと大きくかけ離れてしまいます。
これは上で述べたように、b-BSpS よりも b-ASpS の方がMP効率が良いからです。
【 1MP当りの利益 】
20×200÷240=16.66...
21×200÷240=17.50...
24×200÷240=20
25×200÷240=20.83...
b-ASpS だと 単価利益 20~25a ( 374~379a ) この辺りが妥当でしょうか。
このように b-ASpS と b-BSpS とではMP効率を踏まえた場合、単価利益に約 10a の差が生じます。
「 b-BSpS の価格は原価+10a、b-ASpS の価格はAグレードだから少し増やして原価+15a 」 なんていう安易な価格設定は使えません。
Cグレードまでは原価から値段設定を行えたのですが、BグレードからはMP効率を更に考慮しなければならない、ということです。
今回はMP消費と生産個数から価格設定行っていますが、実際は他露店の数・場所・時間・曜日・等々、様々な要因によって更に価格が変わっていきます。
また、サーバーによってMP効率の基準値が多少異なるかと思います。
ショットの消費数を踏まえると、BSSの価格も 1MP当りの利益31.62 が基準となりますが、CSS製作の延長感覚でMP消費を計算してない価格の露店や、スミス以外による工房利用SS露店が多くある事、また、BSSの需要が以前より増え重量も軽く、以前のCSS並みに販売可能な事から、実際はこれより低いMP利益が基準となっています。
尚、OEホムやマナUP武器があるため、b-CSpSは意外と需要がある様です。
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